2016年07月18日

男性ホルモンの影響による脱毛

髪の毛が薄くなってきて悩んでいる男性は思った以上にたくさんいます。
周囲は何とも感じていなくても、自分は薄毛だと思い込み落ち込む人もいます。
「どうして男ははげるんだ?」そんな風に感じているのでしょう。

男性の薄毛の多くは男性型脱毛症(AGA)で、その誘因となるものには遺伝や加齢、男性ホルモンの影響などがあります。
中でも大きく関わっているのがテストステロンという男性ホルモンの一種で、これが特殊な酵素と結びつくことによってジヒドロテストステロンという物質になり、脱毛を促進させてしまうのです。
この特殊な酵素というものが前頭部と頭頂部に多く存在するため、額の生え際と頭頂部で脱毛が起こってきます。
逆に側頭部と後頭部では脱毛が起きにくいのです。
男性型脱毛症にもっとも多いタイプが、額の両側から生え際が後退していくM型です。
頭頂部から薄くなるO型は日本人に多いタイプです。
またテストステロンは男性の方がより多く持っていますが、女性も体内にこのホルモンを持っているため脱毛症を起こすことがあります。

この他の要因として遺伝的な要素もありますが、薄毛になりやすい「体質」が遺伝するのであって、父親や祖父が男性型脱毛症であるからと言って必ずしもその息子が同じようになるわけではありません。
また脱毛は加齢に伴って徐々に進行する生理現象でもあります。

これら男性ホルモン、遺伝、加齢などによって脱毛症が引き起こされるわけですが、どれもきっかけに過ぎず、これが原因とは言い切れません。
この3つが揃っても薄毛にならない人もいるのです。



Posted by floinsetia at 08:10│Comments(0)
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